11月25日に宮城県はポリテクカレッジにて平成に大工棟梁検定が開催されました。私も検定員として参加してきました。
2017年は全国13ヵ所で開催となり、残すは滋賀県にて本年度は終了です。
各地の大工さんが参加し、技術のみならず棟梁としての資質を磨く検定にトライしてもらってます。
宮城県では6名の受験者がおりましたが、内1人はポリテクカレッジの学生さん。学校での学びがあるようで意外にも手際の良い作業に驚きました。

d0358801_06424664.jpg午前中は座学。
棟梁として腕ばかりではいけません。建築についての仕組みや知識を得る必要もあります。

d0358801_06424829.jpg座学では古民家解体新書を使用します。
60分で50問の問題を解きます。

お昼をはさんで午後から実技検定。各々道具を持参し、制限時間内に課題の組み手を造作します。伝道工具は一切使用できません。
経験者でもこの実技検定での課題はなかなか難しいもので、墨付けで苦労する職人が多いのが現実です。

d0358801_06425528.jpgd0358801_06425614.jpg点呼時の挨拶や姿勢もみます。棟梁としての姿勢の一つです。
材選びでは目利きも必要です。

d0358801_06425982.jpgd0358801_06433610.jpgd0358801_06433878.jpgd0358801_06434029.jpgd0358801_06434258.jpgd0358801_06434312.jpgd0358801_06442274.jpgd0358801_06442483.jpgd0358801_06442575.jpgd0358801_06442727.jpg今回は宮城県意外に青森、山形からの参加もありました。
完成後は他の受験者の出来栄えについての感想を述べます。人の仕事を見るのも重要なこと。
腕のいい職人は必ずしもリーダーになれる訳ではございません。まとめる力、周りを見れる力、人柄、好感度など棟梁としての力というのは多岐に渡ると感じます。

来年度は開催地が増える予定です。一般社団法人全国古民家再生協会では次世代に日本の伝統技術を伝えるべく、その伝承者である大工棟梁の育成に努めます。

受験をしてみたいという方はお気軽にお尋ね下さい。

かっこいい大工さん!子供たちの夢になるよう期待します。

~未来の子供達のために、持続循環型建築社会へ~
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